にし阿波の花火とは?魅力やおすすめの観覧席を解説
花火系散歩屋のおーわ(@mof_mof08)です。
日本各地では一年間を通じてどこかしらで花火が打ち上がりますが、その一つににし阿波の花火があります。
さて、そんなにし阿波の花火を観覧してみたいと考えている方が、おそらく僕以外に3名ぐらいはいらっしゃるんじゃないかと思います。
本記事ではにし阿波の花火を主に初めて観覧される方向けに、大会の魅力やおすすめの観覧席などについて解説いたします。
にし阿波の花火とは
にし阿波の花火は徳島県三好市および同県美馬市で開催される花火競技大会で、概要は以下の通りとなっています。
開催時期 | 2024年11月9日 18:00〜20:00 |
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場所 | 西部健康防災公園 |
打ち上げ数 | 約20,000発 |
最大号数 | 10号玉(尺玉) |
担当煙火店 | 調査中 |
有料観覧席 | あり |
無料観覧席 | なし |
公式駐車場 | あり |
三脚利用 | 可能 |
Webサイト | にし阿波の花火公式サイト |
一般社団法人SMASH ACTIONが主催する花火競技大会で、2019年より開催されています。
打ち上げ数は2時間でおよそ20,000発、最大号数は10号玉と四国地方では最大クラスの規模の大会となっています。
にし阿波の花火の魅力
にし阿波の花火の魅力は全プログラムにおいて一切の妥協がない花火を楽しめる点にあります。
本大会は大きく以下のプログラム構成となっています。
- 花火競技(10号玉×2発、創造花火)
- ミュージックワイドスターマイン
- メッセージ花火
メインとなる花火競技は「大玉(芯入割物)」「大玉(自由玉)」「スターマイン」の3部門で構成され、参加する煙火店さんはこれらすべての部門で作品を披露します。
大玉部門では10号玉(芯入割物、自由玉)が2発披露され、開発と消失のタイミングや形の美しさが評価されます。
スターマインでは幅80m、最大5号玉の花火を使用した作品が披露され、打ち上げのリズムやストーリー性、音楽とのシンクロ度合いで評価がなされます。
競技プログラムの合間には、これまた日本を代表する煙火店さんによる最大幅300mのミュージックスターマインが繰り広げられます。
メッセージ花火では協賛企業等から寄せられたメッセージの読み上げに続いて、単打ち花火が披露されるシンプルなものとなっています。
一般的にメッセージ花火といえばシンプルな花火が披露される傾向にありますが、本大会では全国各地の煙火店さんが手がけた逸品花火が繰り広げられます。
プログラム全般を通じて非常に満足度の高い花火を堪能できるのが本大会の魅力です。
にし阿波の花火のおすすめ観覧席について
にし阿波の花火のメイン会場には多彩な観覧席が設けられ、個人的に以下の順でおすすめです。
- 6名テーブル席(SおよびA)
- カメラ席(※三脚利用者向け)
- 展望ペア椅子席
- ペア椅子席S
西エリアは花火打ち上げ場所に近い観覧席で、このうち特にスターマインが最も綺麗に見えるのは「協賛席」「6名テーブル席(SもしくはA)」「カメラ席」となっています。
協賛席の西寄りの観覧席についてはスターマインの見栄えがあまり良くないため「VIPペア椅子席」「エキサイティングペア椅子席」「4人シート席(S、A共通)」「ペア椅子席」を検討されているかつ花火の見栄えを意識している方は少々注意が必要です。
大迫力の花火を存分に楽しみたい方は西エリア(特に上記でおすすめした観覧席)、フェスとセットで楽しみたい方は東エリアで楽しむのが良いでしょう。
にし阿波の花火の会場へのアクセス
にし阿波の花火のメイン会場は公共交通機関および自家用車でのアクセスが可能です。
詳細は後述しますが、もともと交通網が脆弱な地域なため、どちらにしても諸々覚悟の上で訪問されることをおすすめいたしますw
公共交通機関利用の場合
JR徳島線 江口駅から徒歩30分程度となります。
大会当日は臨時列車の設定や定期列車の増結が行われ、一部の特急列車が江口駅に臨時停車するなどの体制が取られます。
大会公式も渋滞緩和の観点から公共交通機関でのアクセスを押していますが、臨時列車込みでも1時間に1本程度の運行なので、都心部と比較すると利用しづらい感は否めないかも…。
自家用車を利用の場合
公式駐車場からシャトルバスもしくは徒歩でのアクセスとなります。
公式駐車場は購入したチケットによって利用可能な駐車場が異なり、徒歩でアクセス可能なメイン会場付近の駐車場についてはフェス付き6人テーブル席専用駐車場、それ以外のチケットをお持ちの方はシャトルバス利用の駐車場が利用可能となります。
来場者に対してシャトルバスの数が不足気味(はたまた渋滞緩和のためシャトルバスの運行間隔を調整している?)なのか定かではありませんが、特に有料駐車場を利用される方は帰宅時に会場(バス停)からの退出に最大2.5〜3時間程度かかる可能性があるため注意が必要です。
にし阿波の花火における宿泊事情とおすすめエリア
遠方からにし阿波の花火へ訪れる方にとって気になるホテル・旅館の事情についてですが、以下のエリアから探すのがおすすめです。(カッコ書きは公共交通機関を利用する方におすすめの宿泊地)
- 美馬市穴吹町中心街
- 三好市池田町中心街(阿波池田駅周辺)
- 吉野川市中心街(鴨島駅周辺)
- 徳島市内(徳島駅周辺)
特に鉄道を利用して本大会へアクセスされる方は徳島駅、鴨島駅、阿波池田駅周辺の三択になってくるかなと思います。
徳島市内(徳島駅周辺)を除いてホテル・旅館の数が少ないため、開催が発表された段階で予約するぐらいのスピード感で挑むと良いでしょう。
まとめ
本記事ではにし阿波の花火の魅力、おすすめ観覧スポットなどについて紹介してまいりました。
プログラム全体を通じて妥協のない素晴らしい花火を見られるのが魅力となっています。
メイン会場内はすべて有料観覧席となっていて、花火を存分に楽しみたい方は西エリア(三好市側)、フェスとセットで楽しみたい方は東エリア(美馬市側)での観覧がおすすめです。
交通網や宿泊施設が脆弱な地域で開催される大会となっているため、アクセス手段や宿泊地の確保をしっかりと行なった上で訪れるようにしましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございますm(__)m